読むスピードよりも集めるスピードの方が早いので、
読んでいないのに集められている本が多くなっていき、
マニアのようだ。
原作のある作品について友人と話した。
カバーアルバムって大抵、
これ聴くなら元の音源聴くよと思うよね、とか。
『夢十夜』を映画化した『ユメ十夜』を
私は見ていないのだが友人が見ていて、
一夜ずつ十人の監督が撮っているそうなのだけど、
二、三を除いて退屈だったそう。
それらは、作った人が漱石を好き過ぎて
それだけになってしまったんじゃないか、
というのが彼女の意見で。
そして面白かったものの中にも、
『ユメ十夜』として面白いのではなくて
その監督ワールドに持っていっちゃった面白さだなコリャ、
というのがあったそう。
なるほど…と思った。
マニアじゃだめということだ。
それから、原作を自分を示す手段にするのも違うということだろう。
と、いうのは、
『ユメ十夜』を見た友人の意見を聞いての
『ユメ十夜』を見ていない私の意見なので、
まぁ実物を見てからものを言おう、
と思う一方で、
しかしマニアじゃだめというのは
『ユメ十夜』と関係なくそうだろう、
だって好きなだけなら「この本読んで」でいいもの、
と思った。
0 件のコメント:
コメントを投稿