今回の出演者の方々の中で、俳優として、自分と一番タイプが近いのはスズカツさんな気がします。
そのせいか、一番アレコレ言ってしまいます。
その際に、スズカツさんがいいなぁと思うのは、分からないときは分からないとちゃんと言ってくださることです。
「さっきまで分かってたんだけど見失いました」とか(笑)
そりゃあ分かる筈ないのです、だってスズカツさん、男性なのにおばあちゃん役なんですもの。
「生理の血が降りてくる感じは何かもう少しこう…」「はぁ…」みたいなやり取りを、よく辛抱強く続けてくださったなぁと思います。
完全に逆セクハラでした。
が、スズカツさんの中の女性性(に加えて、今回の女優さんたちの非女性性?)のおかげで、稽古は何とか進んできました。
本物が欲しいわけではなく、むしろ本物を前にしてしまったらしんどくてやり切れないことを、それでも何とか目前に置けないかというのが今回考えてきたことで、それはスズカツさん抜きには実現できなかったことです。
舞台上でも、困ってしまったときには本当に困ってしまったり、そういう不器用さは常にプラスというわけではないのでしょうが、魅力の一つだと思います。
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